高電磁波誘導器SIS (スーパー誘導システム)のご案内

スーパー誘導システム
(高電磁波誘導器)とは

高電磁波誘導器であるスーパー誘導システム(SIS)は、高強度電磁場(HIES)の治療効果を使用して人体との相互作用に基づく最新の技術です。
強い電磁場は神経組織を脱分極させ、筋肉の収縮を引き起こします。SISを使用すると、あらゆる運動器疾患の痛みを伴う神経筋および関節骨格系のさまざまな傷害を効果的に治療できます。
ヨーロッパを中心に普及しつつあり、体外衝撃波治療と併用するとより治療効果が高まると報告されています。体外衝撃波同様、SISは低侵襲で安全かつ有効な治療法として使用されていますが、体外衝撃波治療の様に強い痛みは感じません。

治療の特徴

1回の治療時間は約10分から20分です。週に2回~3回 のペースで3~4週間行います。部位や病態により治療の回数や期間は異なります。疾患や部位により最適な周波数と出力がセットされます。
衣服をつけたまま 及びギプスをつけたままで治療を受けることができますが、肌に直接照射する方が電磁波は減衰せずより効果的です。
麻酔は不要で傷跡は残りません。高い磁場が発生するので、MRI撮影同様 磁気に影響を受ける機器を身につけたり、電磁波が発生する照射機器の近くに置かないでください。
体外衝撃波治療の様な強い痛みを伴う治療ではないので、痛みの為に体外衝撃波治療を受けたくない方には待望の治療法になります。体外衝撃波治療は疼痛コントロールと組織の修復の両方に寄与しますが、SISは運動神経刺激による筋収縮による血流量増加により治癒を促進させるので、主に疼痛コントロールを得意にしています。体外衝撃波だけで痛みの改善が不十分の方には是非併用療法をお勧めします。(体外衝撃波治療は病的な自由神経終末の破壊により疼痛改善と疼痛改善のメカニズムが違うので違うメカニズムから疼痛改善が期待できる)

機器の特徴

2.5 テスラの電磁場強度は強力な筋肉収縮を引き起こし、痛みの緩和に役立ちます。1 ~ 150 Hz の周波数範囲とさまざまな振幅変調により、治療効果が最大限に高まります。
BTLスーパー誘導システムを使用すると、痛みを和らげ、関節の拘縮を改善し、骨折の治癒プロセスをサポートし、筋肉をリラックスまたは強化することができます。
体外衝撃波治療の様に痛みを伴わないので治療の痛みに弱い方には待望の治療機器です。

治療の流れ

治療部位により体位や照射アームの向きが異なります。高磁場が発生する部位に患部が来る様にドクターやセラピストが固定用アームで位置を設定します。体外衝撃波治療のように正確な部位を確認するわけではないので照射前の超音波検査は通常は行いません。
部位により照射レベルや照射時間を設定して治療を行いますが、時間が来たら終了です。
週に何回行うか、合計何回行うかは病態や部位により異なりますので、ドクターやセラピストにご確認ください。基本的には週に2回~3回 のペースで3~4週間行います。

治療の作用機序

強力な電磁場が活動電位を引き起こし、神経を脱分極させ、筋肉の収縮を引き起こします。また高エネルギーの磁場は細胞レベルで組織の再生が誘導されます。この治療は抗炎症反応を誘発し、身体の患部の痛みと炎症を軽減します。

適応疾患

以下のような疾患に治療効果が期待できるという報告があります。
急性期及び慢性期のいずれにも適応 つまり急性の外傷にも慢性の障害にも適応される
特に痛みと関節拘縮の改善を目指した肩関節周囲炎(五十肩、拘縮肩)や腰椎椎間板ヘルニアなどの脊椎変性疾患や筋力低下を伴った難治性の関節拘縮の改善にお勧めです。
神経絞扼性疾患(手根管症候群や肘部管症候群など)も期待できます。
その他脊椎疾患では頚椎症 胸腰椎圧迫骨折や腰椎変性疾患や脊椎術後の痛みの緩和(金属が入っている場合は適応されません)、またぎっくり腰ぎっくり首にも効果が期待できます。 
体外衝撃波治療で改善しない変形性関節症(膝関節 股関節 肩関節 肘関節 手関節 足関節)の痛みの緩和やアキレス腱症や上腕骨外側上顆炎の疼痛緩和、術後の疼痛や筋力低下の緩和に効果が期待できる 
また体外衝撃波治療に加えて行うことにより、疼痛緩和だけではなく、骨折部分の骨癒合促進(固定したままできる) や筋力強化が得られることが報告されています
インピンジメント症候群(肩 足関節 肘関節)にも適応されます。
また体外衝撃波治療だけではなく、再生医療の治療効果が低い人或いはより高い効果を求める方にはSIS高磁場誘導治療を組み合わせることをお勧めします。

周波数特有の痛みの管理

BTLスーパー誘導システムの痛みの管理は、周波数スペクトルが異なる3つの神経生理学的疼痛制御理論に対応するように設計されています。
幅広い周波数により、BTLスーパー誘導システムは痛みを伴う状態のすべての段階で適応できます。つまり急性期から亜急性期、慢性期及び緩解期まで

痛みの内因性オピオイド理論:
2 – 10 Hz Endogenous opioid theory of pain

BTLスーパー誘導システムは、2〜10Hzの周波数範囲で患部の鎮痛オピオイドの分泌を促進します。
最も一般的な適応症は慢性疾患です。

痛みの末梢パターン理論 :
120 – 140 Hz Peripheral pattern theory of pain

スーパー誘導システム高周波範囲120–140 Hzの間で、痛みの知覚は再変調され、脳の解釈センターはそれを痛みとして認識しません。
最も一般的な適応症は、亜急性疼痛状態(すなわち関節リウマチ)です。

痛みのゲートコントロール理論:
60 – 100 Hz Gate control theory of pain

BTLで痛いところを刺激するとき
BTLスーパー誘導システムは、60〜100Hzの周波数範囲で患部の厚い神経線維を刺激することによって脊髄ゲートを閉じます。
最も一般的な適応症は急性であり、亜急性状態(すなわち、急性期の歪み)。

Q&A

治療回数は何回ですか?

A週に2回程度を3週から6週に及んで照射しますが部位よりまた疾患により異なりますのでドクターやセラピストに確認してください

治療効果はどのくらいですか?

これから当院で色んな部位に検証していきますが、ヨーロッパでの報告によると患者の87%が少なからず改善を示したという報告がある。

また患者の62%で即座(即効性)の痛みの緩和が得られたと報告されています。
その他関節拘縮の改善や筋萎縮の改善 神経障害や骨折治療の疼痛管理や治癒促進に有望な研究結果が示されています。

すべての疾患で、痛みの37.5%の軽減が得られたとの報告がある

他の医学的効果

関節モビライゼーション

関節のモビライゼーションは、関節包を囲む筋肉の繰り返しの収縮によって達成されます。この反復的な収縮は、徒手の関節モビライゼーションに取って代わり、関節の不安定性の回復につながります。

関節拘縮に対する可動域回復のための反復パルス磁気刺激の抹消応用

Kouloulas E.ドクター: 包括的な理学療法アプローチにおける反復末梢誘導刺激 – ケーススタディ
Žarković D.ドクター: 関節拘縮の治療において従来の理学療法方法と比較して、rPMSがより大きな可動性回復と痛みの緩和効果を示した

FRACTURE healing
骨折治癒

高強度の電磁場は、患部の血液循環を促進し、血管と軟骨のカルスの形成をサポートします。その結果、軟骨は徐々にミネラル化し、骨は再構築されます。

骨折治療における高強度電磁場刺激の使用 – 一連のケーススタディ

Dimitrova-Popova D.ら
カルス形成強化に対するHIESの効果を評価した。
HIES原理に基づくBTL-6000スーパー誘導システム法が骨の治癒の加速に有望であり、さらに骨折に伴う痛みの軽減に有効

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