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体外衝撃波治療のご案内

体外衝撃波とは:衝撃波を患部に照射する整形外科では新しい治療法です。

対象となる疾患

足底腱膜炎(難治性:6か月以上治療経過)のみ保険適応 それ以外は完全自費

国際衝撃波学会では以下の疾患が対象とされています。足底腱膜炎、アキレス腱炎、アキレス腱付着部炎、膝蓋腱炎、上腕骨外側上顆炎、内側上顆炎、石灰沈着性腱板炎、骨折の偽関節、疲労骨折、早期の離断性骨軟骨炎、早期の骨壊死、舟状骨骨折

また、弱い照射では骨端線にほとんど影響を及ぼさないので骨端症(オスグッド、シーバー、ラルセン病)などにも有効とされています。野球肘の内側型(いわゆるハクリといわれる内側上顆骨端核障害)での難治例にも期待できます。

今まで、LIPUS(アクセラスやオステオトロン)だけではなかなか治らない方には期待できる方法です。腰椎分離症も有効と思われますが、脊椎の付近での使用は危険とされていますので行いません。

また、患部にあえて傷をつけることになる治療なので、その後の修復を早める意味で、骨にはLIPUSの併用、軟部組織にはアキュスコープなどの微弱電流との併用は非常に有効だと思われます。是非併用をお勧めします。

治療の特徴

1回の治療時間は約15分です。圧痛店や超音波検査で患部を特定してから治療を行います。

一定期間(2から3週間)をおいて、2から3回の複数回照射を行います。それ以降も改善が期待できる場合は行います。

麻酔などは不要です。傷跡は残りません。照射にはチクチクとした痛み(逆に痛みがあるところが患部)を伴いますが我慢できる範囲です。治療後には歩行や上肢であれば動かすことが可能です。

注意

体外衝撃波による治療は、完全なる除痛や骨形成(治癒)を保証するものではありません。また患者さまにより、疾患により、患部の程度により治療効果や治癒期間が異なります。平均治癒効果は60~80%と報告されています。

費用

足底腱膜炎(1シリーズ)5,000点(50,000円の保険適応)3割負担で15,000円
それ以外の疾患(税抜) 1回目15,000円 2回目以降 各5,000円
※平成31年1月1日から税抜きでの価格に変更となります。

治療予約

完全自費の方は、診療時間外に行います。枠は、午前診療の終わった後の、12時半以降13時まで 夕方診療前の3時以降4時まで、夕方診療後の7時半以降8時までに設定しています。ただし診療後の枠は多少前後することを了承してください。予約は診療にて行ってください。

院長の印象

8月から当院で収束型の体外衝撃波(デュオリスSP1)を導入して以来、非常に多くの患者様に利用していただいております。3か月以上経過して、治療効果がある疾患と治療効果が見込みにくい疾患とがいろいろ見えてきました。 長期成績ではないので明らかなことは言えませんが、短期の3か月の治療効果を報告させていただきます。

また先日衝撃波のセミナーに参加しましたので、体外衝撃波を多く行っている先生方の参考意見も報告させていただきます。

非常に効果がある疾患

膝及び肘の離断性骨軟骨炎(初期から進行期前期)
1年以上もLIPUSだけでなかなか治らなかった症例が3か月でほぼ完全に治りました。患者さんも私もびっくりするほどです。
残念ながら離断性骨軟骨炎でも進行期後期から終末期(遊離したタイプ)は効果が低いです。はじめのころは効果があるかなと思いましたが、その後は一進一退で衝撃波の限界と結論しました。

疲労骨折
脛骨疲労骨折や第5中足骨疲労骨折や上腕骨疲労骨折は非常に効果的です。しかし、効果的であるがゆえにすぐに復帰したり競技しながらなので、ゆっくり治癒しているという印象になりますが、治療に専念すればもっと早く治りそうです。
また骨の治療に関しては、いずれもLIPUSとの併用は効果的です。衝撃波をしたときは特にアクセラスやオステオトロンを併用してもらいたいです。

いわゆるゴルフ肘やテニス肘(上腕骨外側上顆炎)
他の治療でなかなか治らなかったが数回の治療で一気に症状が快方に向かったという患者様が多かったです。是非お困りの患者様には試していただきたいです。

比較的効果が認められている疾患

新鮮骨折
プロのバスケットボール選手やバレエダンサーに行いましたが、効果が高いですね。プロの選手や将来の方向性が決まる試合や舞台の前にどうしても早く治したい人は、高くつきますがやってみる価値はあります。もちろんLIPUSだけでも早くなりますが、収束型の体外衝撃波を使うともっと早くなります。

石灰沈着性腱板炎
完全に石灰化が完成したものではなく、急性期でなりたての石灰化は衝撃波が効果的です。すぐに痛みがとれて動くようになりました。

骨壊死
他院では治療の方法がないと言われた患者様が一か八かということで、2週に1回のペースで行っているとMRIで血流の改善が認められ、痛みも改善されてきました。期待できる治療法と思われます。

骨挫傷
新鮮な骨折だけではなく骨挫傷に対しても効果的です。ただ、骨挫傷はLIPUSだけでも効果があるので、よっぽど急ぐとき以外は必要ないかもしれません。

骨折偽関節や二分膝蓋骨
ゆっくりと効果が期待できますが、高いエネルギーでの治療が必要ですので、多少の痛みに耐える必要があります。

肘関節や足関節の陳旧性の剥離骨折
少し改善されるとその後すぐに無理をしてしまい、再骨折を起こした患者様はいますが、治療後一定の期間無理をせず固定していれば、効果が十分認められています。

拇指球の種子骨炎
数回の照射で効果が認められました。

効果があまり期待できない疾患

離断性骨軟骨炎の進行期後期から遊離した骨片がある遊離期
肘も足関節も膝も遊離骨片が認められるときは衝撃波の限界である可能性が高いです。ただし、小学生など手術するには早い時期には治癒能力が高いため、少しでも改善させるための方法として、少しは期待できます。

難治性足底筋膜炎
4例行いましたが2例はほとんど効果がありませんでした。もともと難治性なので治療効果が得られにくいでしょうが、保険適応でもあるのでもっと効果的であることを期待したのですが、今後数か月後に治療効果が出てくることもあるようですので、経過を追っていきたいと思っています。2例は症状の改善が認められました。

今後効果が期待できると思われる疾患(セミナーで他のドクターの治療経験をもとに)

半月板損傷(ロッキングしていない、半月板損傷)
PRP療法との併用が期待できそうです。

腰椎分離症
腰椎分離症も腰椎の疲労骨折なので効果が期待できる疾患です。当院ではまだ行っていませんが、離断性骨軟骨炎と一緒で、終末期のいわゆる偽関節化したタイプには困難と思われますが、初期や進行期前期の腰椎分離症には期待ができると思っています。他の医療施設でも安全性が確認できて、実行しているところがあるようです。技術的に確証できれば当院でも行っていく予定です。

腱板損傷
これは私自身ゴルフで傷めた腱板損傷部分に衝撃波を当てましたが、腱板損傷が軽度であったためか、非常に早く症状の改善が認められました。他の人にも試してもらいたいです。

骨端症(オスグッド、シーバー病、膝蓋骨骨端症)
子供の成長障害は低いレベル(0.30J以下)であれば全く問題ないことが証明されています。骨端線近くでも有効な治療効果が得られています。

前十字靭帯再建時の膝蓋腱採取部の痛み
膝蓋腱炎にも効果的ですが、腱採取部の痛みにも効果的であるようです。痛みの留に膝の伸展筋の強化が思うようにできない方には効果的です。

ばね指
すべてではないですが一部の症例には効果的であるようです。手術は絶対避けたい人にはやってみる価値があるかもしれません。

外脛骨の不安定な骨に対して
他院では有効であると報告されています。

以上 平成30年11月時点での経過を報告させていただきました。はっきり言って疾患や重症度を選べば非常に効果的な治療方法と思われます。(高い機器だけのことはあるという印象)導入されていないドクターは疑問的である方が多いですが、導入されているドクターはみなそう感じています。

詳しくは院長に相談してください。

Nクリニック院長 中里伸也

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