ジュニアスリートの将来の為に

親御さん指導者及び治療に取り組む医療従事者や整骨院の先生へのお願い

最近 日本のスポーツのレベルの上昇に伴い それらの選手のようになりたいと願うジュニアアスリートが多くなってきています。そのことは大変嬉しいことです。 特に子供の運動神経が著しく成長するゴールデンエージ(具体的には5歳から12歳)の間、或いはその前期にスポーツ活動を開始することは非常に有意義なことで心身ともに鍛えられその後の人間形成上でも非常に役に立つと思われます。今 現在 世界で活躍するアスリートやダンサー達も、特に幼少期からそのスポーツだけでなく、水泳や体操 バレエなどいろんなスポーツに取り組んだ過去があったり、複数のチームに入ったり、個別の練習に取り組んだ過去があったからこそ、その素晴らしい功績を残しているということも間違いのない事実です。  
一方で、そのゴールデンエージの子供の身体は大人に比べて非常に弱く、酷使しすぎると容易に後で取り返しのつかない障害を残してしまう可能性が潜んでいます。腰椎分離症や離断性骨軟骨炎(膝や肘や足)という名前のスポーツ障害を聞いたことがあるでしょうか?これらの疾患が重症化するとスポーツ活動に影響を及ぼすだけでなく、後に大人になってから或いはアスリートを終えた後の人生に影響を与える可能性がある非常に怖い病態です。できるだけ早く見つけてあげることが非常に重要です。

子供は競争する状況を与えられたり、できなかったことができるようになったりすると、非常に一生懸命にスポーツ活動に取り組みます。練習もびっくりするくらい取り組みます。一方でどこかが痛くても隠して頑張る子供もいます。ジュニアアスリートの親御さんや指導者は、そのチームやその子供のその時の状況だけではなく、その子供の長いスポーツ人生の育成期間であることを肝に銘じて育ててもらいたいです。できれば常に腰椎分離症や離断性骨軟骨炎になっていないかどうか?を気にしていただき、なっていればできるだけ早期に見つけることができるような環境下に置いてあげてください。  
整骨院の先生へのお願いは、ジュニアアスリートには一定の率で腰椎分離症や肘や膝や足の離断性骨軟骨炎が必ず存在するという事実を知っていただき、できるだけ治療の前に検査することを勧めて下さい。それも検査するならスポーツ障害をよく熟知しているクリニックや医療機関を受診させてください。当院では整骨院との連携もしています。  コーチや親御さんへのお願いは、もちろん試合に向けてピークを合わせて行くことはそういった経験は後に生きてきます。しかしながら多少の怪我を押して試合に出ることで失うものがないか?を考えてあげてください。後で取り返しのつかないことにならないかの判定は非常に重要です。整骨院の先生の中にも非常に優秀でしかも、先に検査を勧めてくれる先生もいます。一方で、ある一定の期間治療してみて、治らなかったら精査を勧める先生もいます。これはスポーツ傷害を理解していない整形外科のドクターでもあり得ます。治療をしながらプレーを続けていたらその間に、病態が悪化してしまうこともあります。その事実をしっかり理解して取り返しのつかない状態になる前に精査する様に子供に勧めて下さい。  当クリニックではジュニアアスリートを応援しているとともに怪我で真の実力が発揮できなくなる選手をできるだけ無くすような取り組みとしてメディカルチェックを行っています。どうぞお気軽に相談して下さい。  簡単に休めとか辞めろとは言いませんし、将来に影響があるそれらの障害をいち早く見つけて、将来のスポーツ活動に悪影響を及ぼさないような対応をさせて頂きます。

最後に日本の将来の全てのスポーツ及びそれに関わるスポーツ医療が発展することを願ってやみません。そして希望に満ちたジュニアアスリートの健やかな成長を願っています。

Nクリニック(本町・岸和田)ドクター

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